学芸大生活科授業その2

20180609 062r
ムクロジの実の皮で石鹸を泡立てた。汚れが落ちるけど茶色く染まるのはサイカチのさや。
普通の洗剤の半分の洗浄力はあるようで、昔の洗い場などに植えられた。ここもそうだったかもね。

20180609 064r
雄花がたくさん落ちているのを見て学生が「これやばくない?危機を感じるレベル」と言っていたそうで、そういう風に感じることが面白いよー。雄花はコストが安いのでたくさん作られ、役目が終わったら落ちて、雌花は落ちないで残っている。樹木的には普通のことなので、大丈夫だよ。
20180609 067r
キンモクセイは野郎ばっか。花のシロップはうまい

20180609 082r
オニグルミの若い実がなっていた。あちこちに子どものオニグルミが芽生えている

20180609 085r
勝手に芽生えているプラタナス(たぶんモミジバスズカケノキ)種が飛んできた。植えてはいない。

20180609 087r
私的に高倉健的なマツ(アカマツ)。バランスをとろうとガンバっている。

20180609 095r
ぜんぜん蜜が出てなかった桜の蜜腺。ここから出す蜜でアリを呼び、ボディーガードしてもらう。アリがいると害虫も卵を産みにくい。杉並の小学生は「シャインマスカットの薄い味がする」と言っていたが、これはあんまで出てなくて学生は「まずかった」と言っていた。
20180609 097r
ジョジョ立ちをしているスダジイ(シイノキ)葉裏がキラッとしてて、実はどんぐりの中では一番おいしい。

20180609 105r
ムクノキ サクラの樺細工の仕上げ磨きに使われていた。葉表がざらざら。小学校で、ムクロジ石鹸とアオダモ蛍光ペンとムクでサクラ磨き3つをやり、どれが楽しかった?と聞いたら、ムクノキで磨く地味なのが一番人気だった。こういうのが今の子にはいいのかもね。
その3に続く


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学芸大生活科授業その1

20180609 078r
昨日は学芸大の学生さん相手に学内の木を紹介してまわった。保体科そばのタラヨウの木にみんなの夢、目標などを書いてもらった。とってもすてきなメッセージが残ってますよ。3年ぐらい葉を落とさないけど、剪定されちゃったり落葉したりしたら、くじけずまた書いてほしい。
20180609 024r
やっぱりタラヨウをメッセージツリーにするのいいですよー。娘の学校にも植えたいなあ。小学校に植えて、1年生のときに書いて、6年間見れるといいですよね。(植物園に残されていた震災のメッセージは7年もっていたし)

30人ぐらいぞろぞろ引き連れていたので、後ろの方には樹種名がつたわりずらく、伝言ゲームみたいになっていて、後ろのほうではタラヨウがサラエボになっていたらしい。大学生面白いよー
字を書いたのはタラヨウです。ハガキの木とも言われて郵便局など植えられてます。回った木を載せるのでレポートに役立ててね。

20180609 026r
葉がグレープフルーツの匂いがするカヤ

20180609 028r
クワ 食べごろの実。葉はカイコのエサ。秩父弁でドドメ、英語でマルベリー

20180609 038r
マテバシイ あくがほとんどないどんぐり。ドングリ界の芋。雄花が垂れ下がり、雌花が膨らんでドングリになろうとしている。どんぐり味噌を食べた子たちは普通に味噌と言っていた。

20180609 041r
イナバウワーと名付けられたヤマザクラ

20180609 044r
ツタの吸盤。冬ツタの太いツルから甘い汁がとれる。平安時代の甘味料

20180609 050r
ユスラウメ サクランボのようなおいしい実がなるが、遅かった。

20180609 054r
クスノキのダニ部屋 食葉性のダニを部屋に入れ、秋ぐらいから出られなくし、春に落葉し駆除している。春に出す新葉だけは食べないで欲しいからだと思う。

20180609 060r
藤棚のフジ。若いさやの毛がやわらかい。パピコという子がいた。ツルは巻き方をきめているものが多く、自分がツルだとしてフジ(ノダフジ)は左手巻き、ヤマフジは右手巻き。アサガオも右手巻き。

その2に続く




#ふしぎ樹木

20180603 018r
昨日は「体験ふしぎ樹木2」を行いました。みなさん植物に詳しい方が多く、材料たくさん持ってきていただきました。
最初は触る体験で、ふわふわ、つるつる、ざらざらにエントリーした葉っぱたちにどれが一番ふわふわ(つるつる、ざらざら)かを投票してランキングします。ふわふわはネコヤナギの花芽とラムズイヤーに投票する人多く、次はヤブムラサキでした。ヤブムラサキの手触りにハマる人が割りといて、面白かったです。

20180603 022r
植物詳しい人が多かったのだけど、意外と触り比べるということはなくて、「触るだけなのになんでこんなに楽しいんだろう」と言われました。
20180603 024r
つるつるは、ツバキやモッコクが上位かと思いきや、トウネズミモチがまさかの1位。トウネズミモチのさわさらすべすべの手触りに驚く人は多かったです。ザラザラはマルバチシャノキのやすりのような葉がダントツ1位だったのですが、2位がケヤキだったのが意外。ムクノキよりケヤキがザラザラという結果。ムクノキをよくやすりのように使うのですが、ケヤキで仕上げ磨きしてもいいかもしれないですね。
20180603 032r
次に香りをかいでもらい、感想をかいてもらったのですが、みなさんなかなかの詩人。
カツラの落ち葉の甘い匂いに「秋の日だまり」と書いた方がいて、感動です。塩麹も気になるし。
20180603 031r
最後にナツメの葉で甘さを感じなくするっていうのをやりました。
やり方:①まず甘いかどうか一口食べる。②葉っぱを一枚良く噛んで口の中にエキスをゆきわたらせる。葉っぱはやや苦い。食べても毒ではないが、いやだったら出す。③間をおかないでお菓子を食べる。割とすぐに感覚が戻る。自己責任でやってくださいね。

これもお菓子を持ってきてもらって、いろいろ試しました。ちょっと驚いたのは綿菓子!甘くない綿が一瞬でとけます。金平糖が石から砂になる残念さで、ミルキーは(甘くないと)食べるのが結構きついと言ってました。
ハッピーターンのあまじょっぱいのが、全くの塩せんべいになったり、アポロチョコが高級(90%カカオみたいな)になったり、おかしな体験できました。まだまだ探究のしがいがあります。
20180603 030r
クロモジの枝をつけたお酒と、ウワミズザクラの若い実をつけたお酒の差し入れあり、最後に飲みましたが、話がつきない感じで楽しかったです。次は秋にでも、また会いましょう!

マチモノ満喫

20180527 023r
昨日は(社)マチモノさんが街の木で作ったカフェ 湘南リトルツリーに行った。内装デザイン作成した湧口(ゆぐっち)に案内してもらった。クスノキのテーブルに、いろいろな樹種で作った椅子が並ぶ。イスは1脚づつ樹種を違えていて、しかも座るマットもその樹種で染めているというこだわり!
20180527 022r
ミカンの木で作ったミカンのイス。ミカンで染めたマット。
20180527 026r
ウルシとハゼノキで作ったカウンターテーブル。心材の黄色が鮮やか。
20180527 033r
モッコクの手すり。すべすべが触れてナイスな使い方だー
20180527 056r
そして、一番の驚愕は2階のトイレのドア!クマノミズキの棚を樹皮を生かして作ったら、トイレのドアにあたることが後でわかって、そこでどうしたかというと、

20180527 053r
ドアの方に穴を開けて、棚が入るようにしたというミラクル業!普通は棚を削りますよね。ドアに穴作るなんてすごいよ。これを考えたゆぐっちすごくね?

20180527 057r
穴のおかげでドアは完全に開きます。
20180527 061r
しかも、外を見るとクマノミズキ!棚の材と生のクマノミズキ両方セットで鑑賞できます。

20180527 063r
ゆぐっち曰く「エノキの樹皮はトリフみたい」。確かに!エノキってトリフと共通点があったなんて、面白い。樹皮を残すデザインが素敵だけど、樹皮なんてすぐはげちゃうからそれなりの加工をしてて、かなりの手間をかけて作ってるなーと感動しましたよ。

20180527 045r
もちろんパンケーキもうまくて、うちの娘すげー食べてました。
夜は調布のaonaというカフェに行きマチモノ作戦会議に出ました。ここも街の木のテーブルなどあって、畳の落ち着くスペースでした。いろいろな材を満喫しましたわー

大人のこども樹木博士

昨日日比谷公園のみどりとふれあうフェスティバルにて、こども樹木博士をやった。
20180513 001r
こういうファイルを作りまして、参加者は実物の木を触ったり見てチェックし、テントにもどり、葉っぱをみてテスト。
正解数によって、認定します。全問正解は初段の賞状がもらえます。
20180514 001r
木の解説は日大の学生さんたちがやってくれました。一度ぐるっとまわっただけで、ほぼ解説をまかせたのですが、堂々と話せる柔軟さ。すごいなー。私の方が忘れてたり、間違えたりしちゃいましたよ。
参加者は大人がほとんどで、学生さんたちは「大人に解説したのは、はじめて」といってましたが、なかなかのものです。
大人も木など初めて知る喜びで、終わるころは目がきらきらして、全問正解続出です。
20180514 012r
午後は土砂降りで、最後の回はできず、片づけていたらこんなかわいいものが!
「アキニレの接着剤をやったときの作品だ!なんてかわいいの!」と騒いでいたら、「あーそれは私が・・・」と事務局の木下さんの作品でした。見かけによらず?かわいいものを作るので、ちょっと見直しました。

20180514 013r
私もまけじと駆け込みでとなりの森林インストラクター東京会で、落ち葉のパウチしました。押し葉をシートに挟んで、パウチして枝の枠にグルーガンでつけるという簡単なクラフトでしたが、パウチするときに紙に挟んでラミネーターに通すのにびっくりしました。そっか!こうすればしわになったり詰まったりしにくいんだ!いやーなんでも参加してみるものですねー
プロフィール

Author:iwatani minaeなみふぇ
岩谷美苗
1967年島根出身。東京学芸大学卒業後、森林インストラクター第1期の試験を受け、たまたま女性初の森林インストラクターとなる。味をしめて樹木医の試験も受け、1998年に樹木医になる。調子にのって2000年にNPO樹木生態研究会を設立し、樹木調査を始める。かろうじて結婚してもらい、一応2児の母。現在、街の木らぼ代表。
著書「図解樹木の診断と手当」2002年農文協発行 共著。
「街の木のキモチ」2011年山と渓谷社発行。「街の木ウォッチング~オモシロ樹木に会いに行こう」2016年学芸大出版会発行(全国学校図書館協議会 第50回夏休みの本「緑陰図書」に選ばれました)

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