男子便所のアヒルちゃん

昨日は花咲き村のそのやんに頼まれ、急きょ観察会の助っ人に行ったのですが、樹木は人気がないようで失業してしまいました。
しょうがないので、私も参加者になり生き物グループに入れてもらって勉強させてもらいやした。案内役のイガちゃんは面白く、後で私の樹木写真のコレクションを見せたら「そういえば知ってるかもしれないけど、男子便所でアヒル飼ってるの知ってる?」と言われ、恐る恐るついていくと
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男子便所の壁にアヒルちゃんがいました。まつ毛が相当かわいいです。いいものを教えてくれてありがとう!

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女子便所でも探してみましたが、あれほどのアヒルはいませんでした。
ここの便所は間伐材を使っているので、節がたくさんあり、面白いです。
今度リフォームするときなど、こういうアヒルがいる板を使いたいものだと思いました。

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枝の始まり

「枝の始まりの年輪、横断面はどうなっているのか?」という質問を受け
うちのユズの枝を切ってみました。
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これは、枝が2本に分かれる部分です。真ん中の出っ張ったところが始まるところが枝ができたときです。下の木片の下面。
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まず分かれている部分の年輪を見ましょう。右に新しい枝が2本ついていて、ややこしいですが、これも興味深いです。

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これは中間部分(真ん中)の断面。2本だけどくっついてます。

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これが下面
このあたりが枝が分かれる部分でしょう。
この枝は一年枝の時に分岐したんでしょうね。
しずつ削ると髄の位置が代わってきて、面白かったです。
やらなきゃいけない仕事から逃げるのにちょうどよい質問をもらったなーと思いました。

フラッシュカット

今日は運動会の振り替え休日で、息子の友達が家に来てにぎやかだ。

お昼にタクアンと海苔巻き出したら

「わータクアン大好き!タクアンカーニバルだー」と盛り上がっていて、かわいかった。男子はかわいいなあ。

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この切り株。なんでこんな風に腐っているんだろう?
と思っていたんですが、

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こういうことが起こっているのではないかと・・・

枝打ちの影響で腐ったのじゃないかと疑うようになりました。これも残っている心材の上のあたりに枝のあとがみえます。
枝打ちも枝と幹の境目で切れば問題はないのですが、近年幹すれすれで切るようになりました。
すれすれはもう枝じゃなくて幹部分で、フラッシュカットになります。

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広葉樹のフラッシュカットはこんな感じです。最近えぐるように切る切り方も見られます。

こういう切り方は
フラッシュカット
1の間違った切り方です。2が適切な切り方 これもシャイゴさんの現代の樹木医学から引用です。
2は枝と幹との間に防御層が作られます。
1は一見まきこみが始まりますが、その内側(R部分)は腐っています。
初めの針葉樹の切り株は 枝打ちごとにくさったのかもしれません。

林業ではいろいろなやり方があるのでしょうが、都会でフラッシュカットを盛んにする業者は、任せない方がよいといえましょう。特に公共事業の剪定は、税金の無駄使いになってしまいます。

クスノキバウムクーヘン

クスノキのスライスをもらってきた。
すごくいい匂い。すーっとする樟脳のにおい。
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おにぎりみたいな断面です。年輪を数えるとだいたい30歳でした。幹周は132cm。計算上半径21cmになるので、年輪幅の平均は7mmです。クスノキは成長が早いなあ。30歳ぐらいでも年輪幅が7mmあるし、成長が旺盛だったのでしょう。
真ん中の年輪はまんまるなのに、年輪が15歳のころぐらいから、おにぎりになり始めています。丸く均等に太らせるのは太くなるほどコストがかかるので、力がかかるところを効率的に太らしていくのでしょう。この木の場合はおにぎり型が効率が良かったのか、それとも何かじゃまがあったのか。

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こちらはヒノキの切り株。年輪は130歳ぐらいあった。直径が約1mぐらいかな。平均の年輪幅は3mmぐらいになる。30歳ぐらいまでは丸く太っていたけれど、だんだんナミナミになり、80歳を過ぎるともう年輪幅が密になって数えにくくなる。
年輪幅は決して均等ではなく、若いときは幅が広くて、年を取ると狭くなる。巨木になるような木は、初めの成長がよい木が多いのかもしれない。樹齢は意外と若く見積もっといたほうがいいかもしれない。
プロフィール

Author:iwatani minaeなみふぇ
岩谷美苗
1967年島根出身。東京学芸大学卒業後、森林インストラクター第1期の試験を受け、たまたま女性初の森林インストラクターとなる。味をしめて樹木医の試験も受け、1998年に樹木医になる。調子にのって2000年にNPO樹木生態研究会を設立し、樹木調査を始める。かろうじて結婚してもらい、一応2児の母。現在、街の木らぼ代表。
著書「図解樹木の診断と手当」2002年農文協発行 共著。
「街の木のキモチ」2011年山と渓谷社発行。「街の木ウォッチング~オモシロ樹木に会いに行こう」2016年学芸大出版会発行(全国学校図書館協議会 第50回夏休みの本「緑陰図書」に選ばれました)

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