また倒木観察

昨日の講座で「台風で木が倒れるのが怖いから、公園の木の樹高を全部10mぐらいにしたい」と言ってた人がいたけど、台風が来ることは木が一番よく知っているんだと思う。だから50mぐらいになれる木も30mどまりになる。日本で30m以上の木はあるけど、なかなかない。(50m以上もあることはある)都市は乾燥しているからそんなに高くなれないのもあると思う。
しかし、10mに切ったら、電柱木公園になるし、出た枝も折れやすいし、幹が腐ってくる。葉がないことには根も伸びないから、デメリットもあると思う。と、答えたっけ、と反省の反すうしちゃうんですよね。やだやだ。
ウジウジしたときは現場だ!
母校でちょっくら倒木観察

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ケヤキの大木が根元から折れてた。これもやっぱり巻き殺しの根(自分で自分をまいちゃう根)の部分で腐ってて、ぽっきりいってた。幹や枝に腐朽はほとんどない。しかも巻き根部分も深植えになってるので、良く見えない。このパターンは怖いですね。根の張りが見えないのは木にも人間にもやばいです。

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大きな柳も倒れていた。根元は完全に腐ってる。

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幹が折れたサクラ ここはいたんだ桜が多かったのだけど、これだけだった。

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あと、枝がもっていかれてしまったケヤキ。

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これは枝と幹の間に樹皮が挟まって樹皮がくさびのような役割をしてしてしまい、割れやすくなる。これは折れた枝で黒い所が樹皮が挟まった場所。完全に腐っていた。

最近ケヤキの枝が横に広がらない品種が植えられているけれど、これになりやすいと思う。
枝が横に広がらないのは下枝を剪定されなくてよいけれど、やはりデメリットもあると思う。

ここも大きな木はほぼ北向きに倒れていたよ。小さい木はいろいろ。強い南風だったんだね。
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プロフィール

Author:iwatani minaeなみふぇ
岩谷美苗
1967年島根出身。東京学芸大学卒業後、森林インストラクター第1期の試験を受け、たまたま女性初の森林インストラクターとなる。味をしめて樹木医の試験も受け、1998年に樹木医になる。調子にのって2000年にNPO樹木生態研究会を設立し、樹木調査を始める。かろうじて結婚してもらい、一応2児の母。現在、街の木らぼ代表。
著書「図解樹木の診断と手当」2002年農文協発行 共著。
「街の木のキモチ」2011年山と渓谷社発行。「街の木ウォッチング~オモシロ樹木に会いに行こう」2016年学芸大出版会発行(全国学校図書館協議会 第50回夏休みの本「緑陰図書」に選ばれました)

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