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ミミブサタケとナラタケ

今日は樹木医会神奈川県支部の研修会「木材腐朽菌の分類と生態」に参加した。講師は太田祐子先生。
木材の細胞からの説明がとても丁寧で、白黒の絵でしか見たことなかったものが、実際の顕微鏡ではこうなんだとようやくつながった。菌類のこともたくさん新しいことを知った。白色腐朽菌が細胞を削るように分解しているとか・・・菌を使って音の良いバイオリンを作る話は面白かった。
また変色菌は腐朽しているわけではなく、色が変わっているだけ、辺材のでんぷんを使っているようで、強度は変わらない。しかし売れないので海外で青くなった材を「デニムパイン」と売っているというのは物はいいようだなーと感心した。
mimibusatake001_R.jpg
ナラタケの仲間はたくさんあるようだが、その違いをみるのに「ミミブサタケとタマウラベニタケとの関係」という項目があって、
ミミブサタケ↑とナラタケとの御関係って!?と質問した。
ミミブサタケの地下にある菌核(上の写真は私が20代のときみつけたもので、まだ菌核があるって知らなかったんですよね-なので上部しかないです。残念)部分にナラタケがいるそうで、ミミブサタケはナラタケから栄養をもらっているらしい。ミミブサタケが寄生するほうなんだ!とビックリ。
20101016 014_R
タマウラベニタケ↑↓は、ナラタケに寄生されたら↑のように団子のようになる。黒いナラタケの根状菌子束と一緒に撮れてていい写真でしょう。
20101017 041_R
ナラタケって寄生する方だと思っていたけど、されることもあるんですね。いろいろあるんですねーナラタケも・・・

やっぱり菌類は難しいけど面白い。そして太田先生は相手が樹木医だから口に出さないようにしていたけど、絶対腐朽が美しいと思っていると感じました。そんな太田先生が一番面白いと思った講座でした。
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プロフィール

Author:iwatani minaeなみふぇ
岩谷美苗
1967年島根出身。東京学芸大学卒業後、たまたま女性初の森林インストラクターとなる。味をしめて樹木医の試験も受け、1998年に樹木医に。調子にのって2000年にNPO樹木生態研究会を設立し、樹木調査を始める。かろうじて結婚してもらい、一応2児の母。現在、街の木らぼ代表。
著書「図解樹木の診断と手当」2002年農文協発行 共著。
「街の木のキモチ」2011年山と渓谷社。「街の木ウォッチング~オモシロ樹木に会いに行こう」2016年学芸大出版会(全国学校図書館協議会 第50回夏休みの本「緑陰図書」に選ばれました)「樹の手帳」2017年東京書籍。「子どもと木であそぶ」2018年東京書籍


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